【ブンデスリーガ】マインツ 1-1 フランクフルト(日本時間5月5日/メーヴァ・アレーナ)
マインツのMF佐野海舟が快足を飛ばしてカウンターを食い止め、現地ファンからスタンディングオベーションされるなど最大級の賛辞。その様子に日本のファンも反応した。
日本時間5月5日、佐野が所属するマインツはブンデスリーガ第32節でフランクフルトと対戦。マインツは16分に先制を許したが、57分に同点に追いついて1ー1の引き分けに終わった。ボランチで先発フル出場した佐野はアグレッシブな働き。中でも印象深かったのが、68分にビッグプレーだ。
マインツが左サイドから攻め入るも、パスカットされてボールロスト。佐野を最後尾に残してフィールドプレーヤー9選手が高い位置を取っていたそのため、フランクフルトのDFトゥータから最前線のFWヒューゴ・エキティケにスルーパスを通され危険なカウンターを食らってしまう。
しかし、佐野が爆速で戻ると、ペナルティーエリア手前でボールを持ったエキティケとの間合いを一気に詰める。そして、そのまま相手とボールの間に身体を素早く入れ込み、ボールを外に持ち出すようにタッチして奪い切った。
絶体絶命のピンチを防いだ佐野の好守に、ボー・ヘンリクセン監督は何度も拍手を送り、ベンチからはコーチングスタッフも飛び出して興奮気味に手を叩く。さらに、スタジアムに駆けつけたサポーターもスタンディングオベーションで讃えていた。
ファインプレーで現地から最大級の称賛を受ける様子に、日本のファンも注目。SNSで「流石のディフェンス」「足も速いんだよなー」「佐野のプレッシャーを嫌がってる感じあったもんな」「華麗にボール奪取」「佐野がいると安心だな」「佐野愛されてるなー」などと反応していた。
佐野は今節終了時点で公式戦30試合連続のフル出場。しかも走行距離がリーグ1位の372.4km、デュエル勝利がリーグ5位の346回、高強度走行がリーグ4位の2579回と、ブンデスリーガ全体で見ても屈指のスタッツを残し、加入初年度にして指揮官とサポーターの心をガッチリと掴んでいる。今季の残り2試合でも要注目だ。
(ABEMA/ブンデスリーガ)

