いま、卒業アルバムの情報漏えい事件が各地で相次いでいる。埼玉県は複数の県立高校の卒業アルバム制作を請け負った会社が、ランサムウエアによる攻撃を受けたとして、その会社と漏えいした高校の名前を公表して、注意を呼びかけた。
ここ最近では、大阪市で小中学校あわせて7校で833人分、北海道では幼稚園から高校まで1万9215人分の情報が漏えい。都内でも約50の小中学校が被害を報告し、その件数は全国で合わせて17万3000件に及ぶという。
サイバー攻撃の被害にあったのは、いずれも宮城県仙台市に本社を構える「斎藤コロタイプ印刷」だ。取材を申し込むも、「ホームページに出している事しか言えることがない」との返答。ホームページには「弊社工場のシステムが悪意のある第三者によってランサムウエアによる攻撃を受けたことが特定されました」「現時点におきまして本件による被害報告はございません」といった説明が書かれている。
「ディープフェイクポルノ」の問題も
