卒アル17万件が情報漏えい…犯罪グループの狙いは?「脆弱な機器全てを攻撃」「データを暗号化して脅迫」専門家が指摘

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 “卒アル”をめぐっては昨今、卒業生の写真をAIで悪用し、わいせつ動画にする「ディープフェイクポルノ」の問題がある。果たして、犯罪グループの狙いは何なのか。

 日本ハッカー協会の代表理事、杉浦隆幸氏は、「ランサムグループは、インターネットに出ている脆弱(ぜいじゃく)な機器、全てを攻撃する。中身を知らずにじゅうたん爆撃して、入った後で『ここはこういう会社だ』とわかる」と解説する。つまり卒業アルバム業者への攻撃は、最初からディープフェイクポルノを狙ったものではなく、セキュリティーが脆弱なところに侵入した結果だという。

「“ランサムウエア”はウイルスのひとつ。悪意あるソフトウエア『マルウエア』と呼ぶのが、業界では一般的だ。会社のネットワーク内に入り込んだ後、まずデータを外部に送信する。会社内のデータを暗号化して、使えないようにする。そうすると業務が止まるので(攻撃された側が)気付く。気付いた後、脅迫文を出す。『暗号化を解読してほしければ、ビットコインでこれくらい払え』と」(杉浦氏)

身代金を払わないとどうなる?
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