個性を発揮させる方法とは?

株式会社新栄建設 代表取締役 阿部将氏
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 高圧ガスなどの販売を行う株式会社三光堂 代表取締役会長CEO大野正和氏は「私たちは仕事上、法律に基づいてルールが決まっているので、それはピチッと管理して教える。でも一人前になれば後は自由に自分の考えでやってもらっている」と説明。

 ヘッドコンシェルジュ株式会社 代表取締役社長 滝村晃平氏は「方針を言語化することは大事だ。うちも技術職なのでベースは研修レッスンの中で教え、『その後で工夫や個性は出しましょう』と書いてある。そうするだけで気持ちも変わり、空き時間があったら6・7年働いているメンバーでも『ああでもないこうでもない』とやり続けている」と実情を語った。

 ここまでの議論を受けて阿部氏は「管理というか『右』と言ったときに『右』を向く。一丸になっているところは間違いなく他の会社よりも強いと実感していて信頼している。だからこそ『管理しない』が生まれる。今の(みなさんの)意見で僕はいい。これが十人十色。みんなが『そう思います』と言うとまた違う話になる」と述べた。

 これを受けて古舘は「ベースの色が一色になっているから、そこからは色鉛筆でいい」と確認すると、阿部氏は同意しつつ「個性は活かしてほしい」と話した。

 Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香氏は「皆さんは同じことをおっしゃっているような気もしている。もちろんどの部分を管理したいかは会社によるとは思うが、大きなビジョンを持って、『HOW』部分でそれぞれの意思を尊重している阿部氏と、他の皆さんも同じだと思う」と述べた。

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