10日、都内で前日計量が行われ、4試合目に登場するプロ3戦目にして注目の若手である吉良大弥(21・志成)が登場。今回の試合でプロデビューからの3戦連続1ラウンドKOを狙う吉良が、どこかキュートで幼さの残る表情とは異なる衝撃のシックスパックを披露。見事な陰影に「仕上がりすぎ」など一部ファンから驚きの声が上がり、会場の関係者からもざわめきが起こった。
アマ3冠の実績を持つ吉良は、井岡と同じ東京農業大学に進学してパリ五輪を目指すも出場の望みが絶たれ、プロに転向。プロデビューからは圧巻の2連続1ラウンドKOで現在はWBA世界ライトフライ級8位にランキングされている若手注目株だ。
明日11日に行われる同級13位のジャクソン・サパタ(ベネズエラ)との一戦を控え、前日計量に臨んだ吉良。110ポンド(約49.89キロ)契約8回戦ながら、サパタは予備計量で体重超過しており公開計量には姿を現さず。ひとまず吉良が一人で体重計へ向き合い49.8キロで一発クリア。着衣を脱いだ吉良の仕上がり具合に一部関係者からざわめきが起こった。
くっきりと凹凸があるシックスパックもさることながら、上腕、広背筋、僧帽筋、大胸筋…どの筋肉を見ても見事な仕上がり具合。そんな様子に「仕上がりすぎ」と驚きの声が聞かれ、中にはキリリと整えられた眉毛に対して「眉毛も仕上がっている」といった声も寄せられた。
その後、質疑に応じた吉良は体重超過のサパタについて「オーバーの幅もあまり大きくないということで、明日の試合には影響ないと思っている。そこまで心のブレはない」と冷静に述べると「前回の試合と前々回の試合で1ラウンドKOという良い勝ち方ができているというのもあるが、今回の試合は今回の試合で見て、流れの中で最終的にどこかのラウンドでKOできたらいいと思っている。(KOに)こだわりすぎると固くなったり良くない方向に行くので、自然な自分のボクシングをして、倒れてくれたら」と自信をのぞかせた。
前回の試合をフライ級(50.8キロ)で戦った吉良は今回、1キロほど体重を落として試合に臨むが「あまり違いはなかった」と減量によるコンディションへの影響を否定。その後、サパタは再計量ギリギリの午後2時に同じく49.8キロで計量をパスしている。
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