市内を撮影していたらスパイ!?
では、スパイだと疑いがかけられるような行為にはどういったものがあるのか。高口氏はこのように語る。
「よくあるパターンが軍事基地の撮影。実は中国には至るところに軍事基地がある。北京市内で撮影したら、後ろに軍事基地があったり、あとは地図の測量。産業データも結構大きくて、例えばEVの充電ステーションの正確な位置や数も重要データになっているので、真面目な日本企業の社員がそういうデータを集めてレポートを作ったりすると、気づけば反スパイ法に抵触している可能性はある」
ビジネスマンなど中国に駐在する人が気をつけるべき点はあるのか。
「何が重要データかというガイドラインはかなり勉強した方がいいと思う。正直な話、真面目なサラリーマンだったら、機密情報に触れている可能性はある。大概の場合は捕まらない、見つかってないだけ。どうなったら捕まるのかよくわからないので、それがアメリカや他の国が中国に渡航するリスクを少し高めにしていて、不透明な法律で拘束される危険性がありますよということを警告している状況」(高口康太氏)
(『ABEMAヒルズ』より)
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