人材不足の物流業界
【映像】「忘れていた」「トイレ」1回目の配達で受け取れない理由たち
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 トラックドライバーの残業時間が制限され、輸送能力の低下が懸念された「物流2024年問題」から約1年。懸念された通り、ドライバーの人手不足や負担の増加が続いている。物流大手では拠点の共同利用や連結トラックによりドライバー1人で2台分の輸送ができるシステムを導入。さらに大型トラックの自動運転の実証実験を進め、将来的なドライバーの負担軽減と特定条件下の無人運転を目指している。

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 そんな中、トラブルが相次いでいると言われるのが「ラストワンマイル」だ。ラストワンマイルとは拠点に集められた商品を購入者に届ける最後の区間を指す。ここでもドライバー不足や配達員不足が起こり、商品が指定の時間に届かなかったり、商品の扱いが雑だとしてクレームが増えるケースもある。「ABEMA Prime」では物流2024年問題の政府検討会メンバーでもあった流通経済大学教授の矢野裕児氏とともに、配達員不足の要因などを考えた。

■宅配便の数は30年前の4倍・50億個
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