昨年は“同世代軍”でベスト4 豊島将之九段、団体戦は「普段とは違う気持ちが入る」/将棋・ABEMAトーナメント2025 ABEMAトーナメント豊島将之 2025/05/20 18:48 拡大する 孤独な戦いを続ける将棋の棋士。団体戦になることで受ける影響には様々なものがある。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2025」は、5月24日にドラフト会議の模様が放送されるが、豊島将之九段(35)は今年もリーダーとして参戦。昨年は同世代の3人組みを作り、見事自身では最高のベスト4入りを果たした。団体戦は「普段とは違う気持ちが入る」という豊島九段は今年、どんなメンバーを選ぶのか。 豊島九段は2024年度、名人戦七番勝負で藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21)に挑んだものの1勝4敗で奪取ならず。その他の棋戦でも黒星が並び、終わってみれば38局で14勝24敗と、負けが10個も先行した。そんな中、ABEMAトーナメントでは糸谷哲郎八段(36)、大石直嗣七段(35)という気心知れた同世代でチームを構成。例年以上に豊島九段もリラックスして臨めたのか、激戦の予選リーグを勝ち抜けて本戦でも準決勝まで進んだ。「予選を抜けるのも大変でしたが、2人がすごく大活躍をしてくれました。お互いよく知っている分、気楽でもありましたね」と、ほどよく肩の力が抜けることを実感していた。 続きを読む 関連記事