<大相撲五月場所>◇十一日目◇21日◇東京・両国国技館
前頭五枚目・宇良(木瀬)が小結・高安(田子ノ浦)に“0.02パーセントの凄技”を決めて館内大興奮となった。アクロバティックな妙技にファンは「何その技?」「えぐいって」と驚愕したほか、解説の親方も「なぜこれができるんだ」と困惑の声を上げた。
立ち合い低い姿勢で当たった宇良。突っ張ってくる高安に突き放されるも、下がって回り込みながら機敏な動きで応戦。その後、左四つに組むと高安優勢の形となったが、宇良がふっとしゃがんだ次の瞬間、アクロバティックな反り技を繰り出して高安に土をつけた。宇良の豪快な凄技に館内大盛況。大きな拍手に包まれた。
決まり手としてアナウンスされたのは“伝え反り”。日本相撲協会の公式ホームページによれば、伝え反りは決まり手ランキング57位、発生割合0.02パーセントの珍しい反り手だ。珍手で勝った宇良は3勝目を挙げ、敗れた高安は9敗目を喫した。
決まり手は“伝え反り”2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



