26歳で糖尿病を発症、52歳で目に異変「急にテレビが見えづらくなった」

【写真・画像】26歳で糖尿病が発覚…モノマネ芸人・コージー冨田、合併症で視力を失うも舞台に立ち続ける理由 2枚目
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 取材の日、30年以上出演している「そっくり館キサラ」で、モノマネショーを行うコージー。付き人の後輩芸人に支えられながら楽屋に入った。

――今は杖をつかないと歩けない状態なんですか?

コージー:足が悪いんじゃなくて目が見えないので怖いんですよね杖がないと。だから確認しながら歩いている感じですね。基本的に歩く時は肩を借りて歩いたりとか、ものを書くこととかを代わりにしてもらったり、爪を切ってもらったり、鼻毛を切ってもらったりとか、そういうことをやってもらいます。

――足の感覚は?

コージー:もうあんまりないですね 神経障害で。海に入ったら全然冷たさを感じなかったの。この辺(膝下)まで。神経を感じないんだなって思いました。

 いちじるしい視力の低下や神経障害は「糖尿病」の合併症によるもの。コージーが糖尿病と診断されたのは26歳の時だった。

コージー:暴飲暴食が原因だと思っていますよ。喉が渇くのでビールがどんどん飲めるんですよ。基本的にこういう仕事ですから。終わった後に打ち上げっていう形で、ほぼ毎日(居酒屋に)行ってましたね。(医師に)糖尿なんだからダメだよと言われてましたけど、当時は、やっぱりやめられなかったですね。

 すると52歳の時、突然目に異変が――

コージー:急にテレビが見えづらくなったっていう感じでしたかね。だから白い中にいるんです、みなさんが。真っ白な霧の中にいるみたいな感じですね。(自身の手を顔に近づけて…)手相は見えないです。女優ライトに当たっているみたいな感じで(眩しくて)全部色が飛んでますから見えないです。でも手に指があるのは見えます。

 現在のコージーの視力は、健常者が半透明のビニール袋越しに対象物を見るようなものだそうだ。

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