今後の交渉の注目ポイントは?
では今後、労働組合関係の調整などで日本製鉄側の経営手腕が問われる場面がきた場合、何が交渉の注目ポイントになるのだろうか。
入山氏は、「日鉄がUSスチールの株を100%取れるのか、51%になるのか、60%くらいなのか。どこに落としどころを持っていくかが、最大の注目ポイントだ」と述べる。
「トランプさんとしては何%とも言っていない。部分的合意みたいな言い方をするため、もしかしたら30%、40%くらいしか取らせないことを、最初は言うかもしれない。51%取ると日本製鉄の子会社になるため、そのくらいか60%くらいを落としどころにしたいと考えているのかもしれない。もしかしたら腹の底で100%売っちゃってもいいと思っているかもしれないが、さらに交渉できると思って今、あのような言い方をしているのかもしれない」
(『ABEMAヒルズ』より)
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