「移籍のニュースは耳にするけど…」
とはいえ、遠藤は2024-2025シーズンの出場機会が限定的だったのも事実(公式戦通算で先発8試合・途中出場23試合・プレータイム844分間)。日本代表でキャプテンを務めるほどの実力者だけに、新シーズンに向けてはイングランドでも日本でも移籍に関するニュースが世間を賑わせてもいる。
デリケートな話題ではあるが、旧知の槙野は「なんか移籍の話題がニュースになってるんですけど、それは航にも届いてますか?」とズバリ切れ込む。すると遠藤は「耳にはしますよね。みんなその話をするので。友達から連絡がきたりとか、家族もどうするの?みたいな。たまに他の選手とも、『来年いるの?』みたいな話にはなりますね。やっぱシーズン中盤以降はとくに。でも、『俺は基本いるよ』って」と率直に答える。槙野に「他のクラブで出場機会を得るよりも、リヴァプールでプレーするってことを一番に考えてる?」とさらに突っ込まれると、次のように語った。
「う〜ん、そうですね。やっぱりリヴァプールはそれだけの(価値がある)クラブだと思う。リヴァプールでプレーできるチャンスがあるのに、それをわざわざ棒に振って、他のチームに移籍したいかって言われると、そうではない。リヴァプールでどれだけタイトルに取れるかっていう、そこにこだわってやっていくことが、自分のキャリアが一番素晴らしいものになると信じているので」
槙野が「来シーズンもリヴァプールでプレーする姿を期待してもいいですか?」と投げかけると、「はい、期待してもらって大丈夫です。今のところ」と答えたように、移籍市場やチーム編成はそれこそ一瞬で状況が変わるのがサッカー界だ。しかし遠藤が現時点で、リヴァプールでの未来を見据えているのは間違いない。
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