江藤元大臣はなぜ失言?矢野氏が分析

江藤元大臣はなぜ失言?矢野氏が分析
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 江藤元大臣はどういう背景で失言をしてしまったのか、矢野氏は次のように分析する。

「(失言は2種類に分類でき)私は『感情型』と『迷子型』と呼んでいる。感情型は、話し慣れている人、政治家に多い。話し慣れているから、演説、スピーチしている時に聞き手の顔が見える。そうするとウケているなと思って、つい口を滑らせる。迷子型は、逆に話し慣れていない人。これはよくあると思うが、頭が真っ白になって『何話してたんだっけ』と余計な一言を言ってしまう」

「今回のパターンは感情型と迷子型、両方だと分析した。感情型は、申し上げたように、みなさんが盛り上がっていたのでつい口滑らせましたと本人も言っている。迷子型は、時間を気にしていたと。全部のスピーチを見るとそれがはっきりわかっている。22分ほど公演していて、その中で『11分経ちましたので、あと9分ぐらい』という感じで農政の話をしますねと言って問題発言になっている。その後も『あと4分ですね』や最後も『ちょうど20分』と時間を気にしている。なので迷子型になってしまった」

 失言しないための予防策、対処策はあるのか。予防策について矢野氏は「発言する前にしっかり考えるしかない」と話す。

「私は『マネジメント』という。よく時間管理、タイムマネジメント、人のマネジメントというが、それと一緒で表現のマネジメント。話す前に考えよう。準備しよう」

 対処法については「とにかく謝罪。できるだけ早く・できるだけ開示・言い訳しない」をあげる。

「民間の緊急の記者会見、謝罪会見の手伝いをすることがある。とにかく早く開きましょうと。早く対応する。そして、できるだけ開示する。事実ベースに基づいて隠さない。後から『実はあった』となると、さらに炎上する」

 矢野氏は、準備の中でもAIの活用を推奨しているという。

「もうスピーチコンサルタントいらず。人前で『一言お願いします』と言われたら、その前にAIに聞いてほしい。音声でもいいので、『こういうの話しても大丈夫かな』と相談してほしい」

(『ABEMAヒルズ』より)

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