【MLB】ヤンキース 5-8 ドジャース(5月30日・日本時間31日/ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でヤンキース戦に先発出場。初回先頭打者で21号を放つと第3打席に22号。今季二度目の1試合2本で月間15本に到達した。大谷はこの日、5打数2安打2本塁打。チームは、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジに先制弾を許しながらも、昨季ワールドシリーズを争ったライバルとの激闘を制して8-5で逆転勝利を飾った。
試合後のヒーローインタビューに登場した大谷は、ジャッジとの“ホームラン共演”に対して「両チームにとっていいスタートになった。試合全体を通して両チームとも素晴らしいゲームだった」とコメント。さらに、好調を維持する打撃については「(父親になって)生活リズムは変わりましたけど、まだシーズンの半分もいっていないので、1試合1試合を大事にしていく」と語り、普段と変わらない笑顔を見せた。
日本時間31日、ア・リーグ東地区で首位のヤンキースと対決。昨季、大谷を上回る58本のホームランを放ち、今季も55試合を終えて打率.391と圧倒的な成績を残すアーロン・ジャッジを擁する難敵との一戦は激しさを増した。初回、2番打者ジャッジがいきなり先制アーチを放つと、ドジャースの“主砲”がお返しした。
大谷は1回裏、相手の先発左腕マックス・フリードと対戦すると、その初球93.7マイル(150.8キロ)のシンカーを捉え、バックスクリーン横に届く打球速度105.5(約169.8キロ)、飛距離417フィート(127.1メートル)の特大アーチとなる今季21号で同点に追いついてみせた。
続く3回の第2打席は、フルカウントからのシンカーに空振り三振。しかし、圧巻は第3打席だった。6回裏、この回の先頭で打席に立つと、フリードと三度目の対戦。カウント3-1からの5球目、92.5(約148.9キロ)のストレートを振り抜き、ジャッジが守るライト後方へ到達する1試合2本目のソロホームランを放った。
打球速度112.5マイル(約181.1キロ)、飛距離383フィート(約116.7メートル)の一発で、5月の月間ホームラン数が15本に到達。2023年6月にマークした自己最多を2年ぶりに更新してみせた。
その後、7回の第4打席はヤンキースの三番手ティム・ヒルと対戦。1ストライクからの2球目のスライダーを打ち上げてショートフライに終わった。
8回の第5打席は、五番手ブレント・ヘッドリックと対戦すると、カウント1-2から3球目のストレートを打ち上げ、第4打席と同じくショートフライに打ち取られた。
試合は、初回に両チームの主砲の“共演”により幕を開けたが、序盤はヤンキース攻勢の展開に。2回にオースティン・ウェルズ、トレント・グリシャムのホームランで1-4とリード。その裏にドジャースが1点を返したがさらに3回にはポール・ゴールドシュミットの一発が飛び出しヤンキースがリードして中盤を迎えた。
すると6回、先頭・大谷の一発で勢いに乗ったチームはフレディ・フリーマン、アンディ・パヘスのタイムリーで同点に。さらに1死満塁の場面を迎えると、押し出しによりついに逆転に成功した。
さらに7回裏には2死二、三塁の場面でパヘスが再びタイムリーを放ち、8-5とリードを広げると、そのまま逃げ切り試合終了。昨季ワールドチャンピオンを争ったライバルとの激闘を逆転で制した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





