攻撃型サウスポー同士の対決。K-1甲子園2020王者で21歳の日本の新鋭・松山は、9勝のうち7KOという高いKO率を誇る。対するレミーは、WAKO、IKBO、ISKAの世界王者に輝いた実績を持ち、2023年12月のK-1初参戦ではレオナ・ペタスを下すアップセットを演じた。レオナ率いる反乱軍「リベリオン」に所属する松山にとっては、その敵討ちとなる注目の一戦だった。

 1ラウンド、レミーはガードを固めつつウィービングを交えながら前に出てプレッシャーをかける。コーナーを背にした松山もローやミドルを返すが、レミーは短い距離から左ローを連発。松山も鋭い左ミドルを振り抜くが、レミーのガードはかたい。

 松山は防戦一方ではないものの、強い圧に押される展開が続く。至近距離で右を被弾すると、ローや伸びる右ストレートを浴び、距離を潰される形に。上下の打ち分けに苦しみ、しびれを切らした松山は左の飛びヒザで反撃に出るが、ここに落とし穴が。レミーはカウンターの左フックを一閃。“ボコッ”という鈍い音とともに松山の顔は捻じれるようになり、苦悶の表情を浮かべながらストンと真っすぐに落ちて、横に倒れ込んだ。

 一撃が効いた松山は、前のめりのまま動けず、試合終了のゴングとともに天を仰ぐ。ファンからは「テンカオにカウンター」「凄え」「マジか……」「やっぱ別格だったか」と驚きの声が上がった。

 ABEMAのゲスト解説を務めた魔裟斗も「やっぱりこの選手、怖いですね……前半は松山もローでいい攻めをしていたんですけど、一発があると」と、レミーの一撃で終わらせる破壊力に言及。スローリプレイでは、右で一度触ってから、顔がぶっ飛び脳が揺れるほどの衝撃の左カウンターが映し出された。

 改めてファンからは「めちゃくちゃ綺麗なカウンターだ」「綺麗に打ち抜かれてる」「右で位置調整していて凄い」「こんなに強いとは……」と、レミーの強さに驚きを隠せない様子だった。

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