日本の最南端にある「沖ノ鳥島」。日本のEEZ(排他的経済水域)である沖ノ鳥島周辺で、中国の海洋調査船がワイヤーのようなものを海中に下ろすところが確認された。日本の同意を得ていない調査活動で、中国側への抗議の後、中国船はEEZから出ていった。
しかし中国・外務省は、沖ノ鳥島を「島ではなく“岩”だ」と主張。公海での活動であり、日本は干渉する権利がないと反発した。この主張は2004年以降、中国がたびたび繰り返しているもので、いまに至るまで何度も、沖ノ鳥島周辺での海洋調査を行ってきた。
そもそも国際法上では、“島”の定義を「高潮時でも水面上にあるもの」としており、条件を満たしている沖ノ鳥島は、「島」として扱っている。にもかかわらず、なぜ中国は「岩」と主張するのか。『ABEMA Prime』では、中国が調査を繰り返す狙いを識者に聞くとともに、日本の領土と海の防衛について考えた。
■「中国が持ってる能力、日本の見方によって言い方が変わってきた」
