【MLB】カージナルス 5ー0 ドジャース(6月6日・日本時間7日/セントルイス)
ドジャースの大谷翔平投手は、悪天候で開始が1時間以上遅れた試合でも、いつもどおりの姿勢を貫いた。「1番・DH」でカージナルス戦に先発出場すると、初回の第1打席ではいつものルーティーンを見せる紳士ぶりを発揮した。
セントルイスで行われたこの一戦。試合開始時刻になっても激しい雨は止まず、開始は1時間18分遅れとなった。
それでも大谷は普段と変わらなかった。先発のグレイが投球練習を終えると、ネクストバッターズサークルから歩みを進める。その途中、ヘルメットのツバに手を添え、カージナルスのマーモル監督に一礼。穏やかな表情で口元はわずかにほころび、その仕草はまさに紳士そのもの。もちろんキャッチャーと球審にもご挨拶した。いつもどおりのルーティーンからは余裕すら感じられ、試合の遅延に対する苛立ちは微塵も感じさせなかった。
この打席では2球目を捉え強烈な一打を放つも、打球はセカンドの正面へ。一度はセカンドが弾いたが、内野安打にはならずセカンドゴロに倒れた。
しかし、第2打席ではMLB公式データサイトの『Baseball Savant』によると打球速度は113.4マイル(約182.5キロ)の痛烈なライト前ヒットを放ち出塁。連続試合安打を3に伸ばした。チームは敗れたものの、試合開始が大幅に遅れる中でも、大谷はいつもどおり、紳士的な姿勢だった。この姿勢が日米で評価される大きな要因なのだろう。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


