【WRC】第6戦 ラリー・イタリア・サルディニア(6月7日/デイ2)
WRC(世界ラリー選手権)の第6戦がイタリアのサルディニア島で開催された。ここは難易度の高いハイスピードなグラベル(未舗装路)ステージで、競技2日目にはヒョンデのマシンが大きくコースを外れながら走り続ける、視聴者の心胆寒からしめるシーンが見られた。
アドリアン・フルモーは、フォードからヒョンデへ移籍した今年、開幕戦で好結果を出した後、苦戦が続いている。しかし今回の難コースでは、競技初日から見事な走りを見せつけ、同じヒョンデチームの2人をおさえる形で総合2位の好スタートを切っていた。しかしデイ2のSS9では、急な下りの右コーナーでマシンを制御しきれずにコースアウトしてしまう。その先は降りと登りが連続するエリアになっており、クラッシュや停車することも想像させられたが、なんとフルモーの操るヒョンデ i20 N ラリー1はそのままコースサイドの荒れた砂利エリアを、土煙を上げながら強引に走破し続けていく。
思わず実況も「凄いですね…これ、(本来の)コースは左ですよ」と呆気に取られながらコメント。タイムはだいぶロスしてしまったようだが、結果的に次のコーナーでは正規コースへとしっかり戻ったフルモーのマシンコントロール技術には、関係者もファンもかなり驚かされルコととなった。
この衝撃の悪路走法を観た視聴者からは「おいフォルモ」「どこ走ってるんやw」「ちょw」「コース外w」「うわあおw」「違反ではないのか」など、驚きのコメントが寄せられている。
なお、フルモーはこの後のSS12でアクシデントに見舞われデイリタイア。8日のデイ3を終えて総合20位フィニッシュとなった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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