【MLB】カブス 0—4 タイガース(6月8日・日本時間9日/デトロイト)
鈴木誠也外野手が所属するカブスはタイガースと対戦。予想外の退場劇で敵地の球場が騒然となった。カブスは敗戦したが、5回表に起きた“ダブル退場”が波紋を広げている。
5回、カブスの8番・セカンド、ニコ・ホーナーが2ボール2ストライクからタイガース先発ジャック・フラハティの5球目、アウトローのストレートを見逃すと、球審はストライクと判定。ホーナーは判定に抗議し、ひと言発した後、即座に球審から退場を宣告された。
続いてクレイグ・カウンセル監督もベンチから走って飛び出して激しく抗議し、30秒ほどの抗議の末に「ゲットアウト!」と宣告する様子が映し出され、退場処分となった。コメリカ・パークのスタンドからは拍手とどよめきが起こり、ダブル退場に場内が騒然となった。
MLB公式「baseball savant」のデータによれば、5球目のストレートはストライクゾーン低めの際どい位置で、見逃し三振のコールには議論の余地も。それを裏付けるように、カブス地元局『Marquee Sports Network』がX(旧ツイッター)で「Craig Counsell and Nico Hoerner have been ejected from today's game.(カウンセル監督とホーナーが退場)」と速報すると、ファンからは「今日はもうカブスは終わった。我々には反撃が必要だ」「最近アンパイアの判定が悪くなっていないか?」など、落胆や判定への疑問が次々と書き込まれた。
また、試合後のインタビューでホーナーが「“今日は本当に最悪な日だね”と言った」と、退場宣告を受けた場面での球審に対する発言内容を明かしたことも、『Marquee Sports Network』のツイートで話題を呼んでいる。
主力選手と監督の同時退場で流れを引き寄せられなかったカブス。判定と退場劇の余波は、敗戦以上にチームとファンに大きな波紋を広げている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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