■視察側「撮影した同僚はいない」、クルド人側「撮られていると思うのが率直な意見」
まず高木県議は「1年前に同じような視察をした時、車内から撮影してトラブルになった。なので、今回は『風景などは撮っていいが、ヤード(解体施設)などをズームアップして撮るのは絶対にやめてほしい』と。それを破って撮影した同僚は、車内を見ていた限りいない」と説明。
一方、妻のメグミさんは「車の後部座席の3人がスマホを持って、置き場の方に向けられていた」と主張する。視察車両が写る防犯カメラ画像を元に、「ヤードから2軒隣の場所で、その状態のまま目の前を通り過ぎた。これは“撮られている”と思うのが率直な意見だと思う。さらに車がUターンしてきたので、車の方に駆け寄った」。また、過去にも無許可で撮影・画像が拡散された事例が多数あり、SNSでのヘイトが高まっている背景も訴える。
両者の説明を受け、パックンは「撮っていないなら、『風景だけ撮ってます。よければ確認してください』と、その場で見せて立証できたのではないか」と質問。
高木県議は「1年前も、指笛を鳴らされて囲まれたことがある。“悪くなければ見せる”というのをしなかったのは私の落ち度かもしれないが、後ろからバンバンと叩かれた時の恐怖心も理解していただけるとありがたい」と述べた。
■視察側「事前のアポは必要ない」、クルド人側「『視察に来た』と言えば応じられる」
