「今後のコメ政策」「コメ輸出拡大」重要ポイントは?

「今後のコメ政策」「コメ輸出拡大」重要ポイントは?
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 日本のコメ輸出について政府の目標を見ると、2030年までに35万トン、去年の約8倍となっているが実現は可能なのだろうか。

 過去10年にわたりコメ輸出に取り組んできたという長谷川氏は「政府がどれだけ本気を持ってやるか」がポイントだと語った。

「4.5万トンの輸出に10年かかった。あと5年で8倍にしろという目標は、非常に高い目標だと思う。今、備蓄米が放出されているが、目詰まりの一つの原因が、精米する加工工場がないなどの問題。年間で35万トン輸出するとなると、誰が保管・加工・精米をして、どう輸出していくのかという問題がある」

 最後に、今後のコメ政策で重要なポイントとして、長谷川氏は以下のように語った。

「一般の消費者の方、生産農家の方、サプライチェーン上に介在する多くの利害関係者の方々が納得のいく形を作るのは非常に難しいが、一つ一つ問題に対してタックルしていくことができればいいと思っている。課題から未来に向けて何ができるのかを、もっと前向きな議論をしていきたい」

(『ABEMAヒルズ』より)

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