■東京は働きに来る場所?
青柳みつや(再生・新) しっかりとファクトを押さえるべきだ。いろいろなアンケートを取ると、Z世代の半分がそもそも子どもに興味がない。これは価値観の変化だ。これを無理やり変えるのは難しい。他方で子どもを産んだ経験のある親にアンケートを取ると、9割が子どもを産んでよかった、次の子どもを考えてみたいと言う。ターゲティングという意味ではすでに1人産んでいる人、2人産んでいる人に、次の子どもを産んでもらうためにはどうしたらいいか、その明確なターゲティングが必要だ。(0人から1人を)諦めることではないが、リソース配分としては1から2、2から3を促進していくのが優先事項だ。
小澄けんしろう(再生・新) (少子化は)東アジアにおいて、もう同じような状況になっている。日本独自の問題ではなく価値観の問題で、産まない選択肢を選ぶ人が増えている。現金給付で子ども1人につき(年間)100万円を20歳までもらえるようにしたい。2人だったら200万円、それくらいやらないといけない。私はこれを使用期限付きの電子マネーでやろうと思う。これならば10%は消費税としても回収できる。
増田よしひこ(再生・新) 少子化問題には3つの観点がある。1つは働く環境を整えること。2つ目は保育の環境。3つ目は住まいだ。働く環境としては育休も取れるようになり、保育も結構支援金が出ているが、住まいの観点が抜けている。ある程度、広い住まいが必要だ。
■出生率は補助金で上がる?
