袴田事件の58年、精神をむしばんだ“死刑の恐怖”…獄中からの手紙「ボクサーであったが故にデッチ上げられ…」 テレメンタリー 2025/06/22 12:00 拡大する 袴田巖さん 1966年、静岡県の旧清水市で一家4人が殺害されたいわゆる“袴田事件”で、死刑が確定した袴田巖さん(89)。冤罪を訴え続ける中、2014年に釈放され、今は浜松市で姉のひで子さん(92)と暮らす。袴田さんは長期間にわたる拘束と「死刑への恐怖」から精神を患い、現実と妄想の世界を行き来する。 2024年10月9日、死刑が確定した巌さんの再審で無罪が確定した。事件発生から58年を経て、「死刑囚」の立場から解放された。これほど時間が掛かる背景に、「再審法」の未整備という欠陥がある。ともに戦い続けたひで子さんは何を思うのか。巌さんの獄中からの手紙とともに、事件の全容に迫る。 続きを読む 関連記事