原告代理人の高田剛弁護士は「実は副総監は最初は来る予定じゃなかった。前々日電話がかかってきて『今回、行く人が変わりました』ということで、急遽副総監が来ることになった」と経緯を説明。

 「全然関係ないポジションから、今年警視副総監になっているので大川原化工機事件について、正直あまりご存じでなかった」「おそらく緊張もあったんだろう。いざあそこの場所に立ったら……たぶん、彼は原稿を持っていなかった。あそこの場所に立ったらパッと白くなってしまったのかな」と続けたが「謝罪の場というのは謝罪する相手に対する気持ち、考えを表明する場なので、そのなかで相手の名前を間違えるというのは、非常によろしくない」と苦言を呈した。

 一方、亡くなった相嶋さんの遺族は謝罪を受け入れないとして欠席。高田弁護士は「相嶋さんはそういうことではなくて、事実をちゃんと検証して受け止めて、悪いことをした事実について謝罪してほしいというのが強い考え。現時点では、そういう抽象的な謝罪というのを受ける気持ちには到底なれない」と説明。

 「一つの謝罪としては区切りになるけれども、これで終わりにしてはいけない。こういうことを二度と起こしてはならない、というのが彼の使命。やはり国民全体が見守る必要があるのではないかと思う」と訴えた。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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