行き方を確認すると、山の中腹あたりに農地用の堰(セキ=ため池)があり、一軒家はその奥に建っているよう。さらに、「ここに人が住んでいるの!?っていうような所」と、地元の人でも立ち入らないような山深さだということだ。
捜索隊が教えてくれたとおり山道へと入ると、どんどん狭くなっていく道。話に聞いていたため池の先は、道が見えないほど草木が生い茂り、車は雑草に接触しながらなんとか進んでいく。
そんな茂みを抜けると、ついにログハウスのような建物が見えてきた。「まさかここに来るとは思わなかったなあ」と苦笑い交じりに迎えてくれたのは、76歳の男性。週の半分はここで過ごし、85キロほど離れた県内の自宅とこの地で二拠点生活をしているという。
「自分がこの生活を求めたんだから」
