「日本の性教育は遅れている」などと言われる中、朝日新聞が「性教育」に関する教育委員会へのアンケート結果を公開した。回答した64の教育委員会のうち、性教育の拡充を「必要」としたのは約7割で、多くの教育委員会が性教育を広げていくべきだとした。
【映像】バツだらけ…中学校で延期になった性教育講演の“実際の資料”(複数カット)
一方で、アンケート結果と異なる実態もある。NPO法人「キミノトナリ」が、仙台市立中学のPTAから性教育の講演依頼を受けて、スライドを準備したところ、「性的同意」という文字に二重線が引かれ、「自分と相手を守る距離感」との修正が加えられた。
講演の数日前、市の教育委員会が修正を求め、コンドームの使用方法や注意点、低用量ピルの説明、出産予定日の考え方など、多くの内容にバツ印が付けられた。今も性教育に慎重な考えを持つ人は少なくない。そこで『ABEMA Prime』では、学校の性教育について考えた。
■学校で教えるべき?
