■「日頃から備えておくことが大事」
産経新聞(6月24日配信)によると、たつき諒さんは7月5日の予言に関して、「何かが起きる日というわけではない」と軌道修正した。そして、「皆様が高い関心をお寄せいただいていることは、防災意識が高まっている証拠であり、前向きに捉えております」とのコメントを寄せている。
モデルの益若つばさは、「1999年に初版された本にもかかわらず、今の時代で広がった理由は、表紙に『大災害は2011年3月』と書いてあり、それが(東日本大震災の発生により)当たってしまったからだ」と説明する。
AV女優で作家の紗倉まなは、「創作する側としては困ったことになっている」と心配する。「創作者に強い責任を求めてしまうのは酷だ。何かを書いたり、発表したりするときに、現実に起きて大問題になる展開を予想していない。ここで作者を糾弾し、説明責任を求めるのは違う」。
そして、「むしろ大ごとになったからこそ、割り切って見られる距離感ができた。もう少しリアリティーが高かったり、切迫した出来事だったりすれば、“フェイクニュース”として惑わされる人も多く、根深い状態になっていたのかもしれない」と予測する。
堀氏は「7月5日で終わりではなく、その後が重要だ」と話す。「1999年の時には、何も起きなかったことにガッカリして、『じゃあ、どうやって生きようか』と、人生が変わっていった。人によっては、『やはり世の中を終わらせるべきだ』と、別の事件のトリガーを引く。日常の鬱憤(うっぷん)や不安から終末を求める人へのケアを議論した方がいい」。
フリーアナウンサーの柴田阿弥は、「日時や場所、大きさを特定した地震予知は不可能で、地震などの災害はいつ起こるかわからないため、日頃から備えておくことが大事だ」と念を押した。
(『ABEMA Prime』より)
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