【写真・画像】 2枚目
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 そうした情報もありながら、捜索隊は集落から林道のほうへ。すると、『全面通行止め』の看板が目に飛び込んできた。ただ、通行止めは6キロ先からとのことで、「行けるところまで行ってみましょう」と進んでいく。しかし、次に置かれていたのは『落石 路肩 悪路キケン』の看板。その先は斜面が崩落し、大きな岩や落石がそのまま残されていたほか、巨大な倒木が道をふさいでいた……。

 捜索隊はいったん山を下り、麓の集落にあるという、ポツンと一軒家の主である男性の自宅へと向かうことに。出迎えてくれた男性(75)と妻(69)の話によると、集落で酪農業を営んでいた当時、乳牛100頭の飼料となる牧草が大量に必要なため、山奥の20ヘクタールもの広大な土地を借りて牧草地にしたのだという。ただその酪農業は、後継者不在や体力の問題で3年ほど前に廃業したそうだ。

 牧草地は通行止めの手前にあるため、今も手入れをしているという。しかも、男性が「道をふさいでいる倒木は片づけておきますよ」と、1週間後に案内をしてくれることに。

捜索隊「うわっ、右、断崖絶壁!ヤバい!」「本当に怖い」
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