将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負は7月5日、藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、22)と挑戦者・永瀬拓矢九段(32)による第1局の対局が行われ、午後2時23分に61手で千日手が成立した。
両者による千日手の成立は、名人戦第4・5局に続き3局連続の異例の事態となった。指し直し局は午後2時53分から、先後を入れ替え藤井王位の先手番で指される。
注目の“真夏の七番勝負”の開幕戦は、振り駒で永瀬九段の先手に決定。両者得意の角換わりの出だしから、後手の藤井王位が早繰り銀で仕掛ける進行となっていた。しかし、午前中の段階で局面は膠着状態に。永瀬九段が千日手への道を選択し、1日目の昼食休憩明けに同一局面が4回現れ“成立”となった。
藤井王位と永瀬九段がタイトル戦で激突するのは、今期で6度目。前回の第83期名人戦七番勝負第4、5局では2局連続で千日手が成立したことでも大きな話題となったが、戦型はいずれも角換わりだった。両者の対戦では、3局連続の千日手指し直しが決まった。
【消費時間】
▲永瀬拓矢九段 1時間42分
△藤井聡太王位 2時間2分
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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