今回の地震を巡っては「トカラの法則」という言葉も注目されている。これまでトカラ列島で地震が頻発すると、2016年に熊本で地震、2024年に能登半島で地震が発生するなど、日本のどこかで大地震が起きるというトカラの法則を不安視する投稿も相次いでいる。
「日本は地震国、結び付けようと思えば、結びつく地震が見つかってしまう」「トカラ列島でどれくらいの地震が起こっていたかというのと、結びつけた地震(との関係性)をとってみると、トカラ列島で群発と言えないぐらい数十回とか非常に少ない回数の地震が起こったのと、能登半島地震とか他の地震と関連付けたような資料が出てきた。今回(トカラ列島地震では)1000何百回と起こっているが、それとほんの数十回しか起こらなかったものを同列に比べるのはそもそも変。元々日本は世界有数の地震国であるため、トカラ列島で地震が起こったときに、何カ月かの間、日本全国見回したら、結びつけられるような現象って何かしら起こることの方が多いのかもしれない。そういう目で見ると、そういう風に見える程度じゃないか」(西出氏)
では、現在の科学で地震はどこまで解明され、何がまだわかっていないのか。「東海地震、南海トラフのプレート境界の巨大地震、マグニチュード8の巨大地震を予知したいと気象庁が国をあげて何十年もやってきた。研究すればするほど、社会に役立つような予知はできないことがわかってきた」(西出氏)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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