ANNがXの全量調査を実施 西田氏「これはかなり意味、価値がある」

【政策】各政党の比較 7日の投稿
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 続いて、ネット上の動きをANNが行ったXの全量調査を通じて解説した。こうしたSNS投稿の調査結果については、「かなり賛成」と「かなり反対」という強い意見を持つ人が多い課題ほど、投稿数が多くなる傾向がある。

 西田氏は全量調査について、西田氏は次のように解説する。

「昔、X(旧Twitter)はこうした投稿データをかなりオープンにしていた。ところが、この全量データをビジネス上の収益源にするようになってから、なかなか公開しなくなってしまった。今回ANNが入手しているということは、かなり多くのコストをかけているということで、これはかなり価値があることだ。有益な分析をしてほしい」

 また、世論調査と全量調査は違うという。

「世論調査は、統計的な偏りをなるべく小さくする工夫が多数されている。それに対して、X上の書き込みデータはそのような工夫が全くないままだ。したがって、その結果をそのまま鵜呑みにすべきではない」

 政党別の全量調査についてはこのように述べる。

「参政党に関連する投稿が多くなっている。大事なことは『賛成』『反対』どちらも含まれているということで、参政党は良くないということを書き込む人たちも増えている印象が強い。ただし、そうしたものを全て含めて今、こういう結果になっているが、このように報じられていることも含めて、(参政党は)いろいろと考えていると思う」

 続いて、主な政策の比較についてつぶやかれたものをまとめた内容は「外国人問題」「消費税」などが多くなっているが、西田氏はどのように見るか。

「『外国人問題』『消費税減税』、それから『憲法改正』『少子化対策』など含めて、こうした人気がある政策を多数取り込んでいることがわかる。因果関係ではないが、参政党の勢いと同時に増えていることがわかるだけに興味深い」

無党派層の動きもポイントに
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