2025年1月、韓国の金海国際空港で航空機が半焼した事故では、事故調査当局がモバイルバッテリーからの発火が原因である可能性を指摘。また2025年4月のハワイアン航空でも、携帯電話が原因とみられる火災が発生し、羽田空港に緊急着陸した。国土交通省によれば、今回のモバイルバッテリー持ち込みルール変更は、一連の事故を受けた形だという。

 モバイルバッテリーは管理方法を誤ると大惨事につながる。また、処分方法も定まっておらず、ほかのゴミと混ぜて捨て、ゴミ回収車が炎上するなど火災事故につながるケースも増えている。

 ゴミ清掃芸人のマシンガンズ滝沢は「僕の知り合いも2回ぐらい清掃車を燃やしている、めっちゃ怖い。いまは解決方法がない、ここが問題」「例えば、量販店に持って行っても『運ぶときに燃えるかもしれないからダメ』と言われて断られたり。自治体に行ってくれ、量販店に持って行ってくれってたらい回しにされる」と、現状について語っている。

機内で手元はOK、なぜ収納棚はNG?
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