少しでもリスクを回避できるモバイルバッテリーの選び方について山崎氏は「“PSE”とか安全規格のマークがちゃんと付いてるかは一つの目安にはなる。ないのは大抵やばい」と説明。PSEマークとは家電の一画に印字されているもの。電化製品の安全性を示すマークで、これがない製品は製品テストを受けていない可能性が高いという。

 さらに「中国は3Cと言われているが『マークを付けろ』というのが、最近かなり強力に要求されていて。中国の国内線は3C認証に合格しないと飛行機に乗る前に没収される」と、中国でも厳格な基準があることを明かした。

 「分解マニアなのでたまに分解するが、最近大容量になっていて」と語る山崎さんは「1個あたりのバッテリーの容量が少ないので、いくつも並列に並べて容量を増やす。並列に並べるときに、充電制御をまとめて1個で充電しちゃってコストダウンのためにやっているのとか。そうするとアンバランスが出たときに過充電、過放電になって発火しやすくなる。実際には爆発する、燃えるというのがある」と解説。

 「訳のわからない業者のすごい安い製品はまずい。コンビニとかで買うときも、製造業者書いてあるので、検索してまともそうな業者か調べると安心。たまにそういう輸入業者って、名前がよくわからないけどホームページで企業の情報を見ると知らないマンションの1室に本社があることもある。そういうところは危ない。全部が全部ダメとは言わないが、危ないから避けた方がいい。一番安全なのは、名前の知れた大手メーカーを買うこと」と続けた山崎氏は「安いものは危ないものが多い」と警鐘を鳴らした。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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