ショート動画には人々の感情を揺さぶる“特徴”が?
【映像】政党、メディア、有権者が果たす役割
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 参議院選挙を控える中、争点になっている“外国人政策”についてSNS上ではデマ情報が横行している。SNSと選挙について、メディア論などが専門の成蹊大学・伊藤昌亮教授と考える。

【映像】政党、メディア、有権者が果たす役割

 最近、ショート動画がたくさん流れるが、伊藤氏は人々の感情を揺さぶるものに“ある特徴”があるという。

「ショート動画が選挙で非常に大きな威力を発揮したのは、去年の東京都知事選のいわゆる石丸現象が最初だったと思う。その動画を分析した。まず、政策よりも人柄。政策を説明するよりも人柄を表す。人柄を表す一番いい方法は、生い立ちを語ること。まず人柄を出して親しみを抱かせる。そうすると推す気持ちになる」

「ただ推し活と違うのは、親しみだけでは人々は投票所に足を運ばない。投票所に足を運ぶためには、『俺はこいつと戦っているんだ』という敵の設定が必要。敵に対する憎しみを煽り立てる。親しみと憎しみをうまく演出する。これは普通1つの動画に合致はしない。ところが、それらを合致させて、うまくBGMでくるむ。BGMが感動的だったり、盛り上げ方だったりすると、『この人は自分たちのために戦ってくれているんだ』と応援する気持ちになる。これが親しみ×憎しみ+BGMの法則」

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