試合は開始直後から、ナオミとジェイドの両者が激しい凶器攻撃を繰り広げた。ナオミは「マネー・イン・ザ・バンク」のブリーフケースで先制を狙うも、カーギルが巧みにかわし、リング下からテーブルを引きずり出して場外戦へ。ナオミはケンドースティックで応戦し、ジェイドはスピアで反撃。さらに、スチールチェーンやカメラ、椅子など多彩な凶器が次々と持ち込まれ、リングは瞬く間に戦場と化した。

 中盤はさらに凄惨に。怒りのやり場に困ったジェイドはゴツい道具セットで威嚇。さすがにこの凶器詰め合わせはマズイと判断したビアンカも「駄目よ、駄目よ」と目配せで対応。さらにはナオミがジェイドをアナウンステーブルに叩きつけ、モニターめがけてドロップキックすると火花とともにショートするアクシデントが発生。ビアンカがダウンしたジェイドに駆け寄り「大丈夫?」と狼狽する場面も。

 その後もナオミが場外のテーブルにジェイドを叩き落とすシーンや、ナオミがXファクターで顔面を椅子に叩きつけるなど狂気の暴れっぷりに、普段であれば試合を仕切るビアンカも、やり過ぎる2人にややドン引き気味に対応する場面が目立った。

 終盤、ナオミは再びテーブルをセットするも、復活したジェイドが背後からパイプ椅子で一蹴。ターンバックル上から渾身の「雪崩式ジェイデッド」をテーブルごと叩きつけて3カウント。

 テーブルが真っ二つに割ける壮絶なフィニッシュで決着し、死闘を演じたジェイドの手を上げるも、テーブルに散ったナオミを横目にレフェリー・ビアンカには笑顔はなし。ファンも「浮かない表情だな」「悲しい顔」「普通にレフェリーしただけだった」「ビアンカ泣きそう…」と、後味の悪い試合を任されたビアンカに同情の声が相次いだ。

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