参政党と日本保守党が「自民党」に言及する理由とは?
続いて、参政党と日本保守党のそれぞれの候補者が、他の党についてどの程度言及しているのかを見ていく。
秋本記者は「どちらを見ても『自民党』がトップになっている。基本的に選挙期間中に他の党の名前を挙げて褒めるということはあまりない。批判対象だったり、あるいは“意識している政党”として見ることができると思う。実際、投稿の中身を見ても、どちらかというと批判的な内容がほとんどだった」と説明。
自民党の支持者を引き込みたい、という狙いもあるのだろうか?
秋本記者は「それもあると思う。実際の投稿では自民党に対して批判的だったり、『我々だったらこうする』というものが多く、ある種保守層の受け皿を狙う戦略としても見ることができると思う」と分析。
日本保守党が参政党に多く言及している点については「日本保守党が『参政党とは方向が違う』などとする投稿も多く見られた」と説明した。
参政党と日本保守党はXを「何かしらの情報を発信するツール」として活用
さらに、X投稿の「種類」についてみていく。
秋本記者は「参政党はオリジナル投稿と引用ポストが比較的多く、Xを『何かしらの情報を発信するツール』として使っている傾向が出ていると思う。また、日本保守党についてはリポストが多い。中身を見ると、例えば他のアカウントの保守的な政策などに関する発信をリポストしたりしている。参政党とは微妙に違うが、日本保守党も情報発信を中心にXを活用している傾向がある」と述べた。
日本保守党の「拡散力」は非常に高い

