■SNSは「“使うな”ではなく、“使ってみる”」
一方、SNSでの批判について、「何千件の応援してくれる中に、1〜2件はきつい言葉がある。その言葉によって、3カ月ずっと口内炎ができた。うちの理事長はドクターだが、『このフィールドで勝負しちゃダメだ。匿名に入り込んだら、それは傷つく』と言われた。だから今は、息子が嫌なものは事前に削除してくれている。実際に言いたいことがあれば『直接連絡してきてほしい』と保護者も含めて伝えてある。しかし、ありがたいことに一件もない」。
SNSの使い方について教育的な視点から、「“使うな”ではなく、“使ってみる”。知らずに過ごして、大学生や社会人にさせるのではなく、使ってみて、危険やリスクを伝える。18歳から大人になってしまうから」との見方を示した。
学校現場の変化については、「最初の1週間は、金髪やピアスが出てきて、びっくりするが、もう大学生って思うようにしてる。今までは高校生までがしつける。大学生から自由になる。それが日本の教育だが、高校からは大学、社会人の準備でいいんじゃないか。先生方も1カ月経つと慣れて、距離が近くなって、学校が明るくなった」と実感している。
(『ABENA Prime』より)
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