吉池四段ペースでの進行に、豊島九段は「いやー、何とか勝ってほしい…。回ってきたら指す戦法がない(笑)」と本音が飛び出るシーンもあった。しかし、豊島九段の願いは届かず吉池四段の攻めの手が緩むことはない。糸谷八段は受けなしの形まで押し切られて黒星を喫した。
その瞬間、控室の豊島九段は仲間の大石直嗣七段(35)に向けて「どっちかだけ決めて?急戦か組むか…3三金上がるか」と質問。大石七段は「うーん、急戦…の方ですか?わからないですけど」と返答すると、豊島九段は「わかりました、急戦に行きます!」と即答していた。
作戦を相談する団体戦ならではのシーンに加え、豊島九段の少し甘えたような目線と声色にファンは“きゅん”。「作戦を聞く豊島」「どしたとよぴw」「甘え上手のマサ」「人任せなとよぴ」「とよしまw」「決めてほしいリーダーw」「かーわいいいーー」とコメントが押し寄せていた。
◆ABEMAトーナメント2025 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が8回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士7人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全8チームで行われる。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)