「世界水泳シンガポール2025」11日目が7月21日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)女子デュエットテクニカル決勝では、メキシコのマーラ・アレジャーノとイッツァマリー・ゴンザレスのペアが出場した。雰囲気たっぷりに入場し、水に飛び込む前のポーズをビシッと決めたものの、ここで曲がかからないハプニング。合図があるまで必死に耐える2人に、会場から拍手と歓声が起こった。
入場シーンから手先、足先、表情までしっかりと作り込んできたメキシコペアだが、思わぬところにハプニングが待っていた。前の最後のポーズでピタリと止まり、後は音楽がかかるのを待つばかりだったが、なかなか音が聞こえて来ない。5秒、10秒、15秒…。この間に実況が「この体勢をキープするのもかなり大変だと思うんですが…なかなか曲が流れません」と伝えると、解説も「主審が笛を吹くまで演技を続けなければいけません」と説明。約30秒が経過した後、ようやく笛がなり2人はポーズを解くことができた。
入場してくるところから評価対象となるだけに、結局メキシコペアは最初からやり直し。それでも前回は30秒維持したポーズを取った瞬間、会場からは大きな拍手と歓声が起きていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

