アレクサンダー・マリツェフ
【映像】バレエ?クリオネ?水中での滑らかすぎる動き
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 「世界水泳シンガポール2025」11日目が7月21日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)男子ソロフリー決勝では、アレクサンダー・マリツェフ(NAB)が229.5613の高得点でテクニカルとともにソロ2冠に輝いた。4大会ぶりの世界水泳となった30歳のベテランだが、バレエの動きを彷彿とさせるような滑らかな動きを披露。水中で両手を広げた動きは“流氷の天使”クリオネにも見えるほどで、高難度の技を次々とミスなく決め、2つ目の金メダルを獲得した。

【映像】バレエ?クリオネ?水中での滑らかすぎる動き

 ミックスデュエットでは過去4度の優勝を誇るマリツェフだが、ソロでも躍動した。2分15秒の間に6つのハイブリッド(足技)を行うが、冒頭に最高難度の技を用意。解説からは「素晴らしいですね。腰以上の高さから1秒以上、膝の上で保つのは非常に難しい」と称えられると、その後も女子選手に引けを取らない柔軟性で滑らかな動き。「柔軟性や関節の使い方もいい。曲のムードに合わせている。倒立姿勢のストレッチ力も、つま先までピンと伸びている」と、細部まで意識を届かせた演技だと評価した。

動きがクリオネ?
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