【写真・画像】「170、うわ…」公道最速ラリー車が時速178キロ→21キロへ“急減速” 驚異の最高速&フルブレーキングに放送席絶句 1枚目
【映像】時速178キロ→あっという間に21キロへ“急減速”
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WRC世界ラリー選手権】第8戦 ラリー・エストニア (日本時間7月17日〜20日)

【映像】時速178キロ→あっという間に21キロへ“急減速”

 世界ラリー選手権の第8戦はエストニアが舞台。滑りやすい路面でフォードのグレゴワール・ミュンスターが超高速から巧みな急ブレーキを決めて、ファンや放送席を絶句させた。

 競技3日目デイ3のSS13は、ステージ前半が道幅の狭い森林地帯になっている。路面は比較的フラットで平均スピードが高いにもかかわらず、テクニカルなコーナーが連続する攻略の難しいグラベル(未舗装路)ステージだ。

 フォードのエースドライバーであるミュンスターは、ここまでリアフェンダーを引きずりながら走行するシーンなども見られ、デイ2を終えた時点で13位に沈み、チームの後輩であるマルティンス・セスクスやジョシュ・マッカーリーンより下位につけていた。

 しかしこのSS13で、いよいよミュンスターが本領を発揮する。この日、WRC1では一番最初の走行となったが、視界の悪い森林エリアでも恐れずにコーナーへ突っ込んでいくメンタルの強さと滑りやすい路面でギリギリスピンさせないクレバーなテクニックで、速度をガンガン上げていく。

 ステージの中盤を超えたあたりのストレートを走行中、映像に表示されたスピードメーターの数字は驚異の「178km/h」。 コーナーのたびに横滑りしながら叩き出したこの速度に、実況の三谷紬アナウンサーも思わず「170、うわ……」と感嘆の声を漏らした。

 さらにミュンスターは急に訪れた直角カーブで、一気に21km/hまで急減速。その瞬間、再度三谷氏の口から「おっとぉ…」という声が漏れるほどの迫力だったが、フォード・プーマ・ラリー1は見事なブレーキングを披露して姿勢を大きく崩すことなくコーナーを攻略していった。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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