「世界水泳シンガポール2025」12日目が7月22日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)女子ソロフリー決勝では、バジリナ・キャンドシカ(NAA)が239.5437点を記録し銅メダルを獲得した。
国ではなくニュートラルアスリート(中立な選手)として参加したベラルーシ出身のバジリナ・キャンドシカ。前回大会で銅メダル、本大会のテクニカルでも銀メダルを獲得している実力派は、予選からあえて難易度を変えず泳ぎなれた状態でより技の質を高める“作戦”で決勝に臨んだ。
“ミイラ”を演じるキャンドシカは、ホラー映画のような静かで不気味な音楽に乗せて、キレとしなやかさが際立つ高難度の技を次々に披露。
なかでも圧巻は、叫び声などの効果音に合わせて、水中深くから飛び上がるように上昇し、高く鋭く両脚を突き上げてそのまま高い位置で保持する“アンバランス”。実況席でも「高い!」と思わず声があがるほどダイナミックかつドラマディックなパフォーマンスを見せた。
水中から突き出る不気味な脚!会場に響く叫び声!
