子どもの「脱毛したい」 どう判断する?

メイクや脱毛 子どもが「やりたい」と相談してきたら…
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 続いて、肌の露出が多くなる時期になると気になる人も増える「脱毛」にも注目した。

 赤岩医師のクリニックの調査によると、小学生では半数近く、中学生では約7割が、方法を問わず「体毛処理をしたことがある」と回答した。

 しかし赤岩医師のクリニックでは、未成年、特に低年齢層の脱毛については、非常に慎重に判断すべき、という方針だという。

「例えば『毛がない方が自分らしい』などとお子様が願望の一つであれば応援したいが、例えば『みんながやってるから』、『人にからかわれた』など、他人が軸になっている理由であれば、大人が止めてあげなければならないと思っている。医療脱毛は良くも悪くもしっかりと結果が出るもので、将来的に『毛が欲しい』となったときに戻らないものであるため、いま始めることが良いのかも、大人が一緒に考えてあげたらと思う」

 また、一定のニーズがある現状では、信頼できる医療機関を見つけ、何かあったときには躊躇せず、相談することが大事だと強調する。

「ご家庭で行う場合、親御様とお子様だけの判断になってしまうため、もしトラブルが起きたときや、『この肌ならやらない方がいい』と判断をする立場の医師がいないため、脱毛する場合は専門機関の方が後々、良いと思う。ご家庭用の脱毛器を使っていても構わない。トラブルが出たら一度、相談してほしい」

子どもに相談されたら…? 専門家が解説
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