子どもから相談されたら…?
なぜ整形をしたいのか、最終的にどうなりたいのか、たとえ一部分の整形でもその後の人生を見据えた判断が、患者にも医師にも求められると播摩医師は話す。
「未成年の方が施術を受ける場合は、おすすめは“戻せる治療”。例えば目を二重にしたい場合に、『埋没法』という糸をかけて二重を作る方法は、何かあれば糸を外して戻すことができるため、よく話し合った上で納得できれば受けていいと思うが、きちんと伝えておかなければならないのは、顔にメスを入れる治療である。何かを切り取る治療は、切り取ったもの、切ったところは絶対に元に戻せない。したがってメスを入れるような治療を未成年の方が受ける場合は、受ける患者や受けさせる保護者はもちろん、実際に施術する医療者側もその事実をよくわかった上でやらなければいけない」(KAI CLINIC TOKYO 院長・播摩光宣医師、以下同)
また、子どもから相談された場合の向き合い方については以下のように述べる。
「親にとっては、子どもは今の見た目で十分可愛いし、何もしなくていいと考えている方が多い。しかし、子どもはコンプレックスを抱えていることもある。勇気を出して相談しているはずなので、まずは子ども目線に一回立って、悩みを理解してあげることは非常に大事。その上で長い社会経験をしている立場からアドバイスをしてあげてほしい」
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