これまで、様々な生成AIのモデルを提供してきたChatGPTを手掛けるOpenAI。CEOのサム・アルトマン氏は7月、新たなモデルに関する情報をXに投稿し、注目が集まっている。
「私たちは近日中にGPT-5をリリースします。これは、将来のモデルで使用する新しい研究技術を組み込んだ実験的なモデルです」(アルトマンCEOのXから)
これまで、大量のデータをもとに応答するGPTシリーズや、深い思考や推論を得意とするoシリーズなどを発表してきたOpenAI。ニュースサイトのThe Vergeは、GPT-5のリリース時期について、早ければ8月上旬にも登場する可能性があると伝えている。
またロイター通信によると、OpenAIは最終的にoシリーズとGPTシリーズのモデルを統合し、さまざまなタスクを処理できるAIシステムを構築することを目指しているということである。
ニュース番組『ABEMAヒルズ』がGPT-5に関するいくつかの質問をOpenAIにメールで送ったところ、AIサポートエージェントが、わずか1分で返答。「リリース時期に関する公式発表はなく、最新情報はブログまたはプレスリリースを確認してください」とのことだった。
AI研究者の今井翔太氏によると、「謎コードネームのAIが、生成AIの性能競争サイトで圧倒的な性能を出している」という。
「『LM Arena』にアクセスするとChatGPTで見るような『入力してください』『指示をしてください』『質問してください』という画面が出てくる。そこに入力すると回答が2つ出力される。ChatGPTだと1つのAIがチャットを続けるが、結果が2つ出てくる。その結果が出たあと、『どちらの回答がよかったですか』というボタンが出てくる。回答をすると、その時点で初めて裏で回答していたAIはこれでしたと出てくる。世界中の研究者やエンジニアが仕事をするときに使っていくと、『良かった』と投票された回数が多いものがランキング付けされていく。そのランキングを我々研究者は毎日見ている。そこに突然、謎のものが出てきた。聞いたことのない、よくわからないコードネームがついている。それの性能がもう圧倒的だった。ChatGPTとか全部話にならないぐらい圧倒的だったので、これは多分OpenAIがもうGPT-5として裏で完成しているのを放流して、予告として見せているんだろうなと思う」
(『ABEMAヒルズ』より)
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