「世界水泳シンガポール2025」17日目が7月27日に行われ、混合10mシンクロ高飛込決勝では中国が323.04点で金メダルを獲得した。
2015年にこの種目ができてから全大会で金メダルを獲得している飛込大国中国。今大会は15歳 謝佩鈴と20歳 朱勇鑫がその期待と重責を背負って飛込台に立った。
1回目の演技で痛恨の失敗から12位スタートと大きく出遅れてしまった中国は、3回目を終えて3位まで上昇したものの、今大会も金メダルは必至。4回目の飛込では、難易度3.2の『407C』で高得点を狙う。
後ろ向きに立ち、両手を高く上げて息を整える。後ろに飛び上がり、上体を前に丸め膝を抱え込んで3回転半。完璧なタイミングで体を開き、水面を突き刺すようにまっすぐに入水した。
入水の瞬間、解説の馬淵優佳氏は「素晴らしい!素晴らしいですね!」と大興奮。会場の雰囲気についても「入水のときの歓声がいつもと違う、息を飲むような雰囲気でしたね」と表現し、改めて「すごいなー吸い込まれてますね」と感嘆の声を漏らした。実況の佐々木快氏が「入っていくときの音が違う」と指摘すると馬淵氏は「入水の時に穴を作るんですけど、その穴の小ささが目立ってました」と説明した。
「すごい得点!」観客も実況席も大興奮
