【明治安田J2リーグ】北海道コンサドーレ札幌 1-0 サガン鳥栖(8月2日/大和ハウス プレミストドーム)
北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督が、試合終了間際にテクニカルエリアを飛び出して猛抗議した。指揮官の情熱的な姿がファンの間で話題になっている。
注目のシーンは、札幌がJ2リーグ第24節でサガン鳥栖と対戦した90+6分のことだ。アディショナルタイムの目安の時間が経過しても終わる気配のない様子に、札幌の指揮官が居ても立っても居られなくなる。
札幌が1点リードのまま第4審から提示されたアディショナルタイム5分が過ぎる。主将のDF高嶺朋樹が相手陣内に大きくボールを蹴ると、テクニカルエリアの最前線で戦況を見つめていた岩政監督は両手を左右に広げてタイムアップをアピールする。しかし、主審のホイッスルは鳴らない。
その後、鳥栖のGK泉森涼太のロングボールを起点に、鳥栖が札幌陣内に攻め込んだ。それでも、縦パスをカットした札幌のMF田中宏武が大きくクリアし、タッチライン沿いに蹴り出す。この時点で中継画面の時計は95:22になっていたが、タイムアップの笛が鳴る気配はない。岩政監督は自身の左手に付ける時計を指差し、終了時間が訪れていることを主張した。だが、主審はホイッスルを咥えることもしない。
それを見た岩政監督はハーフウェイラインを越える勢いでテクニカルエリアを大きく飛び出した。そして、しゃがみながらピッチを両手で示すような動きで試合終了をアピール。しかし、審判団からは注意を受けるのみで、終了の笛は鳴らない。
実況・藤井孝太郎氏は「岩政監督テクニカルエリアを飛び出して、ハーフウェイラインまでいきました。あそこまで出ますかね。岩政監督は今シーズンにイエローカードを2枚もらっています」と述べると、解説・石川直樹氏は「熱いですね」とコメントした。
指揮官の猛アピールが奏功したのか。いや、時計の針が進んでいたからだろう。時計が95:41を示した時、ついにタイムアップの笛が鳴った。
岩政監督の猛アピールにSNS沸騰




