今後の対策 “3つのポイント”とは?
出井弁護士は今後の対策について、注力すべき3つのポイントとして「法・技術・規範」と語る。
「一つに法。アメリカや韓国や中国で進むディープフェイクポルノに対する規制の動きを、日本においても検討しておいて損はないと考えている」(出井甫弁護士、以下同)
「次に技術。今後、被害を検知するための技術などは単に開発だけでなく、被害者が手に取ることができる程度に普及していくことも重要だと思う。また、プラットフォームでそうした検知を使い、被害を抑止していくことが求められる」
「最後は規範。規範は法律以外の慣習、いわゆるモラルである。ここが本当に重要で、その一環として教育が喫緊の課題だと考えている。やはり、今後、生まれてくる子どもが、気づいたら生成AIを手に取っていることがどんどん広まっていくと思う。正しい使い方を教えていかないと、(性的ディープフェイクの)被害は拡散していく。正しい使い方を私たちも今後、身につけていく必要があるだろう」
(『ABEMAヒルズ』より)
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