【写真・画像】世界ラリーで木に衝突も“平然と”バック→コース復帰 「大丈夫だったことに驚いている」ドライバーも「強い衝撃」に愕然 1枚目
【映像】100km/超で車は真横!“神業ドリフト”の様子
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WRC 世界ラリー選手権】第9戦 ラリー・フィンランド(7月31日〜8月3日)

【映像】100km/超で車は真横!“神業ドリフト”の様子

 WRC(世界ラリー選手権)第9戦の競技最終日が3日に行われ、トヨタがトップ5を独占する最高の結果を残した。なかでも大ベテランのセバスチャン・オジエ(41)が老獪なテクニックを披露して、トヨタの歴史に残る勝利に華を添えている。

 2日の競技3日目デイ3、SS14は森林に囲まれたハイスピードエリアが戦いの舞台だが、同日は朝から雨が降っており、路面コンディションは難しいものに。しかし、さすがは大ベテランのオジエ、見るからに安定した走りでつつがなくコースを攻略していく。木立の中を走ってくる同ステージだが、フィニッシュ前になると急に木々が開けたエリアへ入る。ここでオジエが見せたのが、驚異のドリフト走法だ。コーナーでは滑りやすい路面をあえて利用して、大胆にマシンをスライドさせる。

 解説の竹岡圭氏が「かなり横向いてますよ」と言うように、なるべくスピードを殺さずにコース幅を目いっぱい使って走っており、マシンがほぼ横を向いたままコーナーを突破していく。この卓越したテクニックこそ、経験に裏打ちされたものにほかならない。

 熟練のドライビングテクニックを見せつけた41歳のオジエ。2013年と2024年にフィンランドを制した“生ける伝説”は、最終日を終えて3位表彰台を獲得。今季はパートタイムで参加しながら、現在ドライバーズポイントでも3位と驚異の成績を残している。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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