“うるう秒廃止”でも“1秒マイナス”作業が発生?天文学者「実施するのであれば心構えが必要」 ABEMAヒルズ 2025/08/06 11:30 拡大する CNNによるとこの夏、地球の自転の速度が速くなり、1日の時間がわずかに短くなったことが、科学者や時間の管理を行う人たちからの注目を集めているというが、自転の速さの変化による時間のズレを調整する作業について、天文学者で太陽系天文学の研究を行う国立天文台天文情報センター副センター長・天文保持室長の布施哲治氏に聞いた。 2015年に「うるう秒」が挿入された。そもそも「うるう秒」とはなにか。「時間は現在、世界各国が持っている原子時計、400台以上で作っている。世界で協力して時刻を作っているが、地球の自転がゆっくりになっている。原子時計は、非常に正確に時を刻んでいる。そうすると、差ができてしまう。その差を埋めるのがうるう秒」(布施氏、以下同) 続きを読む